FIRE・定年後に何をする?お金・健康・時間から考える人生後半の過ごし方

暮らし

FIREや定年後について考えるとき、

「老後資金はいくら必要?」

「年金はいくらもらえる?」

「FIREするには何万円あればいい?」

と、どうしてもお金の話が中心になります。

私自身も50歳でのFIREを目標に、資産形成を続けています。

でも最近、それと同じくらい考えることがあります。

FIREした後、私は毎日何をするんだろう?

仕事を辞めれば自由な時間は増えます。

でも、自由な時間が増えることと、その時間を楽しく過ごせることは別です。

1億円を貯める。

FIREする。

そして毎日やることがない。

それでは、何のために頑張って資産形成してきたのか分かりません。

だからFIREや定年を考えるなら、

「いくら必要か」と同時に「そのお金と時間を何に使いたいか」も考えておく。

これが意外と大切なのではないでしょうか。

この記事では、FIRE・定年後の人生を、

お金・健康・時間・人とのつながり・生きがい

という視点から考えてみます。


FIRE・定年はゴールではなく「時間の使い方が変わる日」

FIREを目指していると、つい「FIRE達成」がゴールになってしまいます。

資産○千万円。

年間生活費○万円。

取り崩し率○%。

私もこうした計算をするのは好きです。

でも、本来FIREで手に入れたいものは、資産残高そのものではありません。

自由に使える時間です。

これは定年退職でも同じでしょう。

これまで平日の大部分を占めていた仕事がなくなれば、一日の使い方が大きく変わります。

朝起きる。

会社には行かなくていい。

さて、今日は何をしよう。

これが週末だけではなく、毎日続きます。

考えてみると、これはかなり大きな変化です。

だから私は、FIRE資金を準備するのと同時に、「自由になった時間で何をするか」も準備しておきたいと思っています。


お金だけではない|人生後半に考えたい5つのこと

FIRE・定年後の暮らしを考えるなら、私は次の5つを大切にしたいと思っています。

① お金

まず生活を続けられること。

生活費、住居費、税金、社会保険、医療費、趣味、旅行など、自由な生活にも当然お金は必要です。

② 健康

時間とお金があっても、体が動かなければできることは限られます。

だから資産形成と同時に、体を動かす習慣も長く続けたいと思っています。

③ 時間

FIRE・定年後に最も増えるものです。

問題は、その時間を何に使うか。

④ 人とのつながり

会社を辞めれば、仕事を通じた人間関係も減る可能性があります。

家族、友人、地域、趣味仲間など、仕事以外のつながりも大切になりそうです。

⑤ 生きがい・役割

「毎日が休日」だけではなく、

今日はこれをやろう。

と思えるものがあること。

これも人生後半では重要なのではないでしょうか。

実際、内閣府の高齢社会白書では、65歳以上で何らかの社会活動に参加している人は、参加していない人より「生きがいを感じている」と回答する割合が高くなっています。

もちろん、社会活動をすれば必ず幸せになるという話ではありません。

ただ、人とのつながりや、自分の役割を持つことも人生後半を考える重要な要素だと私は思います。


FIRE後にやりたいことを、今から考えてみる

では、自分の場合はどうでしょう。

私がFIRE後にやりたいことを書き出してみると、

  • 庭の手入れ
  • DIY
  • 家庭菜園
  • 自炊
  • ロードバイク
  • 図書館
  • ブログ
  • 妻との旅行
  • 軽バンで下道を走りながら日本一周
  • 興味のある仕事があれば少し働く

などがあります。

こうして並べてみると、あることに気づきます。

意外と、お金がかからない。

庭仕事なら自宅でできます。

図書館なら本を借りられます。

自炊もできます。

ロードバイクも、一度道具を揃えてしまえば一日走ることができます。

DIYや家庭菜園は、むしろ自分で作ることそのものが楽しみです。

一方、旅行にはある程度お金を使いたい。

つまり私の場合、

普段はそれほどお金を使わず楽しみ、ときどき旅行や趣味にはしっかり使う。

そんな生活が合っているのかもしれません。


「お金のかからない趣味」はFIREと相性がいい

FIREすると自由時間が増えます。

しかし、自由時間が増えるほど、

買い物。

外食。

旅行。

レジャー。

と毎日のようにお金を使っていたら、FIRE後の生活費は大きくなります。

だから私は、

「長い時間楽しめるけれど、それほどお金がかからないこと」

をいくつか持っておくと、FIRE後の生活がかなり楽になるのではないかと思っています。

例えば、

  • 散歩
  • 読書
  • 料理
  • DIY
  • 家庭菜園
  • サイクリング
  • 写真
  • 釣り
  • 登山
  • ブログ
  • ボランティア
  • 地域活動

など。

もちろん「安い趣味が偉い」という話ではありません。

大切なのは、

自分が本当に楽しいかどうか。

です。

私はロードバイクを14年近く続けています。

購入時には約30万円かかりました。

でも、10年以上乗り続け、今でも休日に数時間楽しめることを考えると、私にとっては「使ってよかったお金」です。

ロードバイクの費用はいくら?高い自転車は本当に必要なのか、趣味とお金を考える


趣味には「健康」「時間」「経験」が重なるものもある

ロードバイクを続けている理由は、単に自転車が好きだからだけではありません。

体を動かす。

外へ出る。

知らない場所へ行く。

景色を見る。

目的地まで走る。

途中で何か食べる。

一つの趣味から、いろいろな経験が生まれます。

FIRE・定年後の趣味を考えるなら、

「何時間遊べるか」だけではなく、そこから何が得られるか

という視点も面白いと思います。

例えば家庭菜園なら、

趣味+運動+食べる+季節を感じる。

料理なら、

趣味+生活+健康+家族。

旅行なら、

経験+夫婦の時間+思い出。

一つのお金の使い道から、いくつもの価値が得られることがあります。

私はこういう支出には、比較的お金を使いやすいと感じています。


「何にお金を使うか」もFIRE前から練習する

資産形成を長く続けていると、お金を使うことに少し抵抗を感じるようになることがあります。

10万円使うなら、

「これを投資したら将来いくらになる?」

と考えてしまう。

私自身にもあります。

でも、資産を作る目的は、最後まで残高を最大化することではありません。

必要なときに、自分や家族にとって価値のあることに使えるようにすること。

これも資産形成の目的だと思っています。

だから私は、FIREしてから突然「お金を使おう」とするのではなく、

今から「使ってよかったお金」を考えることも、FIREの準備

だと思うようになりました。

私自身がこれまで何にお金を使って満足したのかについては、こちらの記事で詳しく振り返っています。

使ってよかったお金を、家族の豊かさとして振り返る|節約だけではない「お金の使い方」


FIREしたら、まったく働かなくてもいい?

これも最近よく考えます。

FIREというと、

仕事を辞めて、一生働かない

というイメージがあります。

でも、私は必ずしもそうする必要はないと思っています。

生活のために嫌な仕事を続ける必要はない。

でも、

面白そうだから働く。

人と関わりたいから働く。

誰かの役に立ちたいから働く。

ちょっとお小遣いが欲しいから働く。

こういう働き方なら、むしろ楽しそうです。

週5日フルタイムで働くか、完全に働かないか。

その二択ではありません。

「働かなくても生活できる。でも、働きたければ働く」

そんな状態もFIREの一つの形だと思っています。

収入が少しあれば、資産の取り崩しを抑えることにもつながります。

お金だけではなく、社会とのつながりや生活のリズムという意味でも、仕事を少し残す選択肢はありそうです。


FIRE前に「一週間の予定表」を作ってみる

そこで一度やってみたいのが、

FIRE後の一週間を想像すること

です。

例えば私なら、

曜日やりたいこと
庭仕事・ブログ
ロードバイク
DIY・買い物・料理
図書館・ブログ
アルバイトや興味のある仕事
家族との時間
妻と外出・旅行

もちろん、毎週この通りにする必要はありません。

でも実際に書いてみると、

「仕事がなくなった後の時間を埋められるか」

が少し見えてきます。

ここで予定が全く思い浮かばないなら、資産額をあと100万円増やすことより、今のうちに好きなことを探す方がFIRE準備として重要なのかもしれません。


FIRE後に使いたいお金も先に考えておく

もう一つ、やっておきたいことがあります。

「生活費はいくら?」だけではなく、

FIRE後に何にお金を使いたいか

を考えることです。

例えば、

普段の生活

  • 食費
  • 光熱費
  • 通信費
  • 住居維持費

楽しむためのお金

  • 趣味
  • 旅行
  • 外食
  • 家族との時間

将来に備えるお金

  • 医療
  • 介護
  • 住宅修繕
  • 車の買い替え

生活を維持するだけなら年間300万円で足りても、

「毎年夫婦で旅行したい」

「趣味にも年間30万円使いたい」

なら必要額は変わります。

だからFIRE資金は、

生きるために必要なお金

だけではなく、

どう生きたいかに必要なお金

から逆算した方がいいと思っています。


資産形成のゴールを「残高」にしない

私は長い間、資産形成では数字を追いかけてきました。

1,000万円。

3,000万円。

5,000万円。

そして次はいくら。

資産が増えるのを見るのは今でも好きです。

でも、FIREが少しずつ現実味を帯びてくると、考えることも変わってきました。

このお金を何に使うんだろう?

資産形成には、

家計を整える。

投資する。

資産を育てる。

FIREできる状態を作る。

という段階があります。

でも、その先があります。

増やしたお金と、手に入れた時間をどう使うか。

私はここまで含めて資産形成だと思っています。


まとめ|FIREの準備は「お金+やりたいこと」

FIRE・定年後について考えると、どうしても「いくら必要か」に目が向きます。

もちろん、お金は重要です。

でも、お金だけ準備しても、

自由になった時間を何に使うか

は決まりません。

だから私はFIREまでの間に、

  • 長く続けられる趣味を持つ
  • 健康を維持する
  • 家族との時間を大切にする
  • 仕事以外の人とのつながりを持つ
  • 少ないお金でも楽しめることを見つける
  • 本当に価値を感じることにはお金を使う
  • FIRE後もやってみたい仕事を考える

こうしたことも準備しておきたいと思っています。

FIREは「仕事を辞める日」がゴールではありません。

むしろ、

その先の時間を、自分で使えるようになるスタート地点

なのだと思います。

「いくら貯めればFIREできる?」

と考えるのと同じくらい、

「FIREしたら、明日何をする?」

も考えてみる。

その答えを少しずつ増やしていくことも、豊かな人生後半を作るための資産形成なのではないでしょうか。

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