40代の資産運用デビュー!NISAで始める投資信託

投資

40代から資産運用を始めるのは遅すぎると思っていませんか?実は、40代こそが資産運用を始める絶好のタイミングです。特にNISA(少額投資非課税制度)を活用することで、税制優遇を受けながら効率的に資産を増やすことができます。本記事では、初心者でも安心して始められるNISAを使った投資信託のメリットと、おすすめの投資信託を紹介します。これを機に、将来のための資産運用をスタートしましょう。

40代の資産運用初心者が知っておくべき基本と成功の秘訣

イントロダクション

  • 40代から資産運用を始める理由

40代は多くの人にとって収入が安定している時期です。この安定した収入を活用して、余裕資金を投資に回すことができます。またライフスタイルも固まり、将来必要なお金についてもある程度見通せるようになる時期だからです。

  • 資産運用の重要性とメリット

今や100年時代ともいわれており、老後資金問題も話題となりました。インフレ対策としてもお金の価値が下がることを防ぐために、資産運用を行うことで資産の実質的な価値を維持できます。さらには成長が見込める企業や国・地域に対して投資を行うことで、価値の上昇を享受することができます。

セクション1: 資産運用の基本

  • 資産運用とは何か

資産運用とは、個人や企業が持つ資産を増やすために、さまざまな投資手段を活用して利益を得ることを指します。具体的には、株式、債券、不動産、投資信託、ETF(上場投資信託)などの金融商品に投資することが一般的です。

  • 資産運用の基本的な考え方

資産運用を通じて、元本を増やすことが主な目的です。

  • リスクとリターンの関係

リスクとリターンの関係は、資産運用において非常に重要な概念です。基本的には、リスクが高い投資ほどリターンも高くなる可能性があり、逆にリスクが低い投資ほどリターンも低くなる傾向があります。以下に、リスクとリターンの関係について詳しく説明します。

リスクとは

リスクとは、投資において予測できない変動や損失の可能性を指します。リスクには以下のような種類があります:

  • 市場リスク:市場全体の動向による価格変動のリスク。
  • 信用リスク:発行体の信用状況による債券や株式の価値の変動リスク。
  • 流動性リスク:投資商品の売買が容易にできないリスク。
  • 金利リスク:金利の変動による債券価格の変動リスク。

リターンとは

リターンとは、投資によって得られる利益のことを指します。リターンには以下のような種類があります:

  • キャピタルゲイン:投資商品の価格上昇による利益。
  • インカムゲイン:配当金や利息などの定期的な収益。

リスクとリターンの関係

リスクとリターンの関係は、一般的に以下のように説明されます:

  • 高リスク・高リターン:リスクが高い投資(例:株式投資)は、大きな利益を得る可能性がある一方で、大きな損失を被る可能性も高いです。
  • 低リスク・低リターン:リスクが低い投資(例:国債)は、安定した収益を得ることができる一方で、大きな利益を得る可能性は低いです。

リスクとリターンのバランス

自分のリスク許容度に応じて、リスクとリターンのバランスを取ることが重要です。以下のポイントを考慮して、適切な投資戦略を立てることが求められます:

  • 投資目的:短期的な利益を追求するのか、長期的な資産形成を目指すのか。
  • リスク許容度:どれだけのリスクを受け入れることができるか。
  • 投資期間:投資を続ける期間が長いほど、リスクを取る余裕がある。

セクション2: 40代の資産運用戦略

資産運用は、生活費や緊急時のための資金を確保した上で、余裕資金を活用して行うことが基本です。その理由は、投資にはリスクが伴うためです。市場の変動や経済状況の変化により、投資した資金が減少する可能性があります。そのため、生活に必要な資金を投資に回すことは避け、余裕資金を活用することで、リスクを最小限に抑えながら資産を増やすことができます。

  • 短期・中期・長期の目標設定

先に述べたリスクは投資期間が長ければ長いほど低減できるといわれています。以下にその理由を説明します:

1. 市場の変動を平滑化

短期的な市場の変動は予測が難しく、価格が大きく上下することがあります。しかし、長期的に見ると、これらの変動は平滑化され、全体的なトレンドが安定する傾向があります。これにより、一時的な損失を回避しやすくなります。

2. 複利効果の活用

長期投資では、複利効果を最大限に活用することができます。複利効果とは、得られた利益を再投資することで、元本が増え、その増えた元本に対してさらに利益が生まれる現象です。時間が経つほど、この効果は大きくなり、資産が増えるスピードも加速します。

3. リスク分散の効果

長期投資では、異なる資産クラスや地域に分散投資することで、リスクを分散させることができます。これにより、特定の市場や資産クラスの不調が全体のポートフォリオに与える影響を軽減することができます。

4. 経済成長の恩恵

長期的には、経済全体が成長する傾向があります。経済成長に伴い、企業の利益も増加し、株価やその他の資産価格も上昇することが期待されます。これにより、長期投資は安定したリターンを得る可能性が高くなります。

5. 心理的な安定

短期的な市場の変動に一喜一憂することなく、長期的な視点で投資を続けることで、心理的なストレスを軽減することができます。これにより、冷静な判断ができるようになり、感情に左右されない投資が可能になります。

セクション3: 初心者におすすめの資産運用方法

これから資産運用に取り組む人にとっておすすめの投資対象は長期つみたてのインデックス投資信託です。その理由について説明したいと思います。

インデックスファンドとは、特定の株価指数(インデックス)に連動するように設計された投資信託の一種です。

インデックスファンドの特徴

  • 指数に連動:インデックスファンドは、日経平均株価やS&P 500などの特定の株価指数に連動するように運用されます。
  • パッシブ運用:インデックスファンドは、指数に連動することを目指すため、積極的な運用(アクティブ運用)を行わず、パッシブ運用と呼ばれます。

インデックスファンドのメリット

  • 低コスト:パッシブ運用のため、運用管理費用や信託報酬が低く抑えられます。
  • 分散投資:指数に連動するため、複数の銘柄に分散投資され、リスクが分散されます。
  • 透明性:指数に連動するため、投資先の内容が明確であり、透明性が高いです。

インデックスファンドのデメリット

  • 市場リスク:市場全体の動向に影響を受けるため、指数が下落するとファンドの価値も下がります。
  • リターンの限界:指数に連動するため、指数以上のリターンを得ることは難しいです。

インデックスファンドは、低コストで分散投資ができるため、初心者から経験豊富な投資家まで幅広い層に適した投資手段です。

代表的なインデックスファンド

  1. eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  2. eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  3. SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
  4. 楽天・全米株式インデックス・ファンド
  5. ニッセイ外国株式インデックスファンド

セクション4: 新NISAの活用法

ここからやっと本題のNISAについて説明します。初心者におすすめのインデックスファンドですが、さらに節税効果を狙いながらNISA口座で購入していくことをおすすめします。

  • NISAの基本とメリット

特定口座(≒NISA口座ではない普通の証券口座)では、キャピタルゲイン(売買益)やインカムゲイン(配当金)の利益に対して20.315%の税金がかかりますが、NISA口座ではこれらが非課税となります。これにより、NISA口座を利用することで、投資利益を最大限に活用することができます。以下に、2024年から始まった新NISAの詳細とつみたて投資枠、成長投資枠、金額の上限について説明します。

新NISAの基本

新NISA(少額投資非課税制度)は、投資で得た利益が非課税になる制度で、投資可能期間が無期限化されました。これにより、長期的な資産運用がしやすくなっています。

つみたて投資枠

  • 年間投資上限:120万円
  • 非課税保有期間:無期限
  • 対象商品:長期・積立・分散投資に適した投資信託

成長投資枠

  • 年間投資上限:240万円
  • 非課税保有期間:無期限
  • 対象商品:上場株式、ETF、投資信託など

金額の上限

  • 年間投資上限:つみたて投資枠と成長投資枠を合わせて360万円
  • 生涯投資上限:1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで)

セクション5: 資産運用の成功事例

ここからは実際に筆者のNISA口座の運用状況を一例として共有してみます。

毎月の積立状況(2024/12/25現在)

口座種類 決済方法 投資商品 1ヵ月あたりの積立金額
NISA (つみたて) クレジットカード決済 ピクテ−iTrustインド株式 20,000円
NISA (つみたて) 現金 三菱UFJ−eMAXIS Slim 
全世界株式(オール・カントリー)
30,000円
NISA (つみたて) クレジットカード決済 三菱UFJ−eMAXIS Slim 
全世界株式(オール・カントリー)
40,000円
NISA (成長) クレジットカード決済 PayPay−PayPay投信
NASDAQ100インデックス
40,000円

クレジットカード枠も駆使してトータル月13万円を積み立てています。年間の余裕資金が約150万円を、老後資金の準備として10年間でNISAの生涯投資上限1,800万円を埋める戦略をとっています。

実際の運用成績

  • 成功のポイントと失敗しないための注意点

2024年初から1年弱でなんと運用成績は169万円の投資金額に対して+25万7千円の+15.26%です。過去のインデックスファンドの年利平均は4~10%と言われていますのでだいぶ出来すぎた状況です。今がたまたまバブルなのか、後の動きは誰にもわかりませんので、一喜一憂せず淡々と積立を実行していくことが重要です。

セクション6: 資産運用のリスク管理

リスク管理は、資産運用において非常に重要です。市場の変動や経済状況の変化により、投資した資金が減少する可能性があります。リスク管理を行うことで、損失を最小限に抑え、安定したリターンを得ることができます。また心理的な安定のためにもリスク管理を行うことが非常に重要です。投資に対する不安やストレスを軽減し、冷静な判断ができるようになります。

リスクを最小限に抑えるための対策:分散投資

分散投資は、リスク管理の基本的な方法の一つです。異なる資産クラスや地域に分散投資することで、リスクを軽減し、安定したリターンを目指すことができます。

  • 資産クラスの分散:株式、債券、不動産、コモディティなど、異なる資産クラスに分散投資することで、特定の資産クラスの不調が全体のポートフォリオに与える影響を軽減します。
  • 地域の分散:国内外の異なる地域に分散投資することで、特定の地域の経済状況や政治リスクに対する影響を軽減します。
  • 業種の分散:異なる業種に分散投資することで、特定の業種の不調が全体のポートフォリオに与える影響を軽減します。
  • 時間分散:時間分散とは、投資を一度にまとめて行うのではなく、一定期間にわたって少しずつ行う方法です。これにより、投資タイミングのリスクを軽減し、平均購入価格を平準化することができます。
    • ドルコスト平均法:一定額を定期的に投資することで、価格変動の影響を平準化し、リスクを軽減します。
    • 定期積立:毎月一定額を積み立てることで、長期的な資産形成を目指します。

セクション7: 資産運用のツールとリソース

超王道をメインに紹介しておきます。

おすすめの書籍

おすすめのウェブサイト

  • SBI証券 https://site2.sbisec.co.jp
  • 楽天証券 https://www.rakuten-sec.co.jp/

まとめ

資産運用を始めるための第一歩は、リスク許容度を確認し、目標を設定することです。次に、以下のアクションプランを実行してみましょう:

  1. 余裕資金の確保:生活費の3〜6ヶ月分の緊急資金を確保した上で、余裕資金を捻出する。
  2. 分散投資の実践:資産クラスや時間分散への分散投資を行い、リスクを軽減します。
  3. 時間分散の活用:ドルコスト平均法を利用して、定期的に一定額を投資することで、投資タイミングのリスクを軽減します。

具体的なアクションとしては、まずは少額から始めてみることをお勧めします。NISAは税制優遇を受けながら資産を増やすことができます。

いかがでしたか?これから資産運用を始める際に大事な基本的な考え方やおすすめの投資対象について、実例を交えて紹介させて頂きました。この記事を読んで感じたことや質問があれば、ぜひコメント欄に書き込んでください。皆さんの意見や質問をお待ちしています!資産運用の旅を一緒に始めましょう。

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