仕事にやりがいは必要か|営業を約20年続けた僕の答え

FIRE

「この会議、何の意味があるんだろう」

「この資料を作って、本当にその先の人に届くのかな」

営業の仕事を約20年続けた今も、そんなことを思います。仕事は普通にできる。でも、毎日楽しくて仕方がないわけではありません。

仕事にやりがいは必要なのか。

僕の答えは、「あればうれしい。でも、仕事選びの最優先条件にしなくていい」です。

給料や仕事内容を確認して、自分が納得できる仕事を選ぶ。やりがいは、そこで働くうちに、ごくたまに得られるくらいでいい。

41歳、2児の父として会社で働きながら、今はそんなふうに考えています。

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株パパ

株式投資歴17年目のサラリーマン投資家、2児のパパ
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やりがいは、頑張った結果として返ってくるもの

僕にとってのやりがいは、仕事を始める前からそこにあるものというより、やったあとに「やっていてよかった」と感じることです。

何とか頑張ってやったら褒められた。誰かに重宝してもらえた。自分の仕事が役に立ったと分かった。

それは、やっぱりうれしいです。

自分も、ほんの少しだけ役に立てたのかもしれない

今は医療系の営業をしています。医師へ自社品の情報を届ける仕事で、治療を判断するのは医師です。患者さんから直接、感謝の言葉を聞くような仕事ではありません。

それでも、自社品での治療の助けになったと語る患者さんのインタビュー映像や、テレビ番組を見ることがあります。

そういうときは、本当にうれしい。

もちろん、「僕が患者さんを助けた」とは思っていません。研究や開発に携わった人、医師をはじめとする医療者など、多くの人の仕事があってこその結果です。

それでも、「自分もほんの少しだけ、この結果につながる一役を担えたのかもしれない」と思える。

僕にとっては、それが仕事をしていてよかったと思う瞬間です。

普段は、思いどおりにならないことの方が多い

ただ、日々の仕事は、そんなにきれいに進みません。

「何で使ってくれないんだろう」

「説明会もした。セミナーもやった。こんなにやったのに」

そう思うこともあります。もちろん、僕が頑張ったことと、自社品を使った治療が患者さんに適しているかは別の話です。それは分かっていても、営業として空回りした気持ちになる日はあります。

社内でも、「この資料を作る意味ある?」「この会議、必要?」と思うことがある。

やりがいを感じない時間の方が、圧倒的に多い。

その中で、ごくたまに返ってきたうれしい言葉や、役に立てたという実感を糧に、また仕事をする。

毎日やりがいを感じなくても、僕にはそれくらいで十分なのだと思います。

やりがいがない日を支えたのは、給料と責任感だった

約20年、仕事への情熱だけで働いてきたわけではありません。

給料をもらって生活する。今は家族もいる。それだけでも、働く大きな理由です。お金のために働くことに、後ろめたさを感じる必要はないと思っています。

僕には、ちょっと面倒な性格もあります。

「ちゃんとしなきゃ」「これが正しいと思うなら、やるべきだ」「こんなのでくじけていたらダメだ」

そんな義務感や責任感に、ずいぶん支えられてきました。

とはいえ、家では「めんどくせー!!」と叫ぶこともあります(笑)。いつも立派な気持ちで出勤しているわけではありません。

面倒だと思いながらも、引き受けた仕事はやる。毎日夢中になれないからといって、仕事を大事にしていないわけではないんですよね。

20代に戻っても、僕はやりがいより給料を先に見る

今、20代に戻って仕事を探すなら、僕が確認する順番はこうです。

順番見るもの僕が確かめたいこと
1給料生活を支え、将来のお金を残せるか
2仕事内容・条件勤務地や働き方を含め、自分が引き受けられるか
3商品・サービスへの納得感世の中に広がることを、自分も良いと思えるか
4やりがい実際に働く中で、どんな喜びを感じられるか

これは、上の条件が良ければ下は何でも我慢する、という順位ではありません。給料から探し始めても、仕事内容や商品に納得できなければ選ばない。やりがいは、そのうえで考えたいものです。

同じように働くなら、給料の高い環境へ

前職の年収は約250万円。転職後は約580万円になりました。

転職したとき、最優先で探していたのは、やりがいではありません。

「どうせ仕事には面倒なことがある。それなら、同じように働くなら給料の高い環境へ行こう」

正直、その感覚に近かったです。

どこで働くかによって給料が大きく変わった経験は、年収250万円から580万円へ|転職して分かった「給料は自分の能力だけで決まらない」ということに詳しく書いています。

僕は当時、リクルートエージェントを利用しました。特に役立ったのは、担当者と話しながら、自分の経験や希望する条件を整理できたことです。

今の給料や働き方にも引っかかるものがあるなら、外にどんな選択肢があるか、一度確かめてみてもいいと思います。そのうえで「今の会社に残ろう」と思えたなら、それも一つの答えです。

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※利用経験は当時のものです。現在のサービス内容は公式サイトでご確認ください。

高い給料の背景にある条件を、自分が引き受けられるか

給料を見るときは、「なぜこの条件で、この金額なのか」も考えたいです。

勤務地を選べないのか。専門性が必要なのか。危険や大きな負担を伴うのか。もちろん、会社の商品力や収益力も関わります。

僕が受け入れた条件の一つは、勤務する地域を限定しないことでした。

東京には友人もいましたが、もともと地方出身です。「東京にこだわらなくてもいい」と思えました。

専門性については、入社後に会社負担で研修を受け、資格を取得しました。「会社のお金で専門性を身につけさせてもらえるなら、むしろありがたい」という感覚でした。

自分が許容できる条件を受け入れて、収入を上げる。僕には、この選び方が合っていました。

商品への納得感は、やりがいとは別に必要

前職では、営業しながら心のどこかで「別に他社の商品でもいいんじゃないか」と思うことがありました。

一方、今は扱っている商品そのものの社会的な価値には納得しています。

医療関連の商品には副作用や医療ミスなどの可能性もあり、望んだ結果にならないこともあります。そのうえで、適切な情報を届け、医師や患者さんが治療を選ぶための判断材料にしてもらうことには意味がある。僕はそう考えています。

だから、商品を扱うこと自体への罪悪感はほとんどありません。

仕事を選ぶときに確認したいのは、「この会社の商品やサービスが世の中に広がることを、自分自身がある程度良いことだと思えるか」です。

毎日感動できる必要はありません。でも、自分が価値を感じていないものを「仕事だから」で売り続けるのは、僕にはしんどい。

ただ、仕事内容も会社の内側も、入社前にすべては分かりません。外からは良く見えても、入ってみたら違うことはあります。

最初から完璧に当てようとせず、働いてみて合わなければ、もう一度転職を考えてもいいと思っています。

ホワイトな職場でも「自分でやった感」がない日はある

今の会社は、僕には比較的ホワイトな環境だと感じられます。給料が上がったからといって、前職より激務になったわけでもありません。

人当たりの良い人も多く、会社にある程度の余裕がある。商品力があって、マーケティングも営業を支える仕組みも整っています。

ある意味では「ゆるい」と感じる面もあります。それも、長く働けた大きな理由です。

でも、恵まれているからこそ、ふと考えることもあります。

「これ、自分でやった感がないな」

商品や会社の仕組みが優れていることは、ありがたい。その一方で、自分で考えて何かを作り上げたという実感は薄く、虚無感を覚えることがあります。

待遇も悪くない。商品にも納得している。たまには、強いやりがいも感じる。それでも、何か足りない。

だから僕は、「やりがいがないなら、会社を変えれば解決する」とは言い切れません。今の仕事に、何を求めているのかも関わると思うからです。

本業に全部を求めず、面白いと思える仕事を育てている

今の僕は、本業を続けながらブログを育てています。

ブログではAIをかなり使っています。チャッピーがほとんどやってくれてるけど(笑)。それでも、何を書くか、何を直すか、最終的にどう出すかは自分で決めます。

知らないことを調べる。「こうしたらどうなる?」と試す。結果を見て、また直す。

この過程が面白くて、何時間も作業しています。

収益109円。それでも「何クソ!」と思える

執筆時点のブログ収益は、109円です。

まだ、本業の代わりになるような収入ではありません。それでも、「何クソ!」と思いながら楽しく続けています。

本業には本業の良さがありますし、ブログにも、まだ成果が出ない現実があります。

僕の場合本業ブログ
お金家族の生活を支える安定した給料執筆時点で収益109円
良さ商品力や仕組みに支えられ、社会的価値にも納得できる自分で決め、調べ、試して改善できる
うれしい瞬間仕事が誰かの役に立ったと分かるとき知らないことが分かり、試すこと自体が面白いとき
もどかしさ自分でやった実感が薄いことがある何時間も取り組んでも、収益はまだ小さい

僕には、誰かの役に立てたときのうれしさと、自分で試行錯誤している最中の楽しさが、別々にあるようです。

ブログを始めたからといって、収入の問題が解決したわけではありません。でも、本業の中だけで探していた面白さを、仕事の外でも感じられるようになりました。

目指しているのは、やりたい仕事を選べる状態

家族の将来も含めて、お金の心配がなくなったら、今の本業を続けるか。

そう聞かれたら、僕の答えは「続けません(笑)」です。

では、ブログは大して稼げなくても続けるのか。

「大して稼げない未来は無いので回答できません(笑)」

今の収益109円で何を言っているんだ、という話ですが、そのつもりで取り組んでいます。収入源に育てて、経済的に自立できる時期を少しでも早めたい。その後もブログは続けたいです。

自分が面白いと思う仕事を、自分で選べるようになる。そのために、今から会社への依存度を下げていきたいと考えています。

今の仕事に恵まれていながらFIREを目指す理由は、仕事が嫌いじゃないのに、なぜ僕はFIREしたいのかでも書いています。

「やりがいがない」を、少し分けて考えてみる

仕事にやりがいを感じないときは、すぐに「辞めるか、続けるか」を決める前に、何が足りないのかを分けてみると考えやすくなります。

確認すること自分への問いかけ
給料今の給料で、生活と将来の準備に納得できているか
仕事内容・条件働く時間や場所、日々の負担を引き受けられるか
商品・サービス自分が関わる仕事の価値に納得できているか
面白さ役に立つ実感、自分で決める時間、学ぶ機会のどれが足りないか

給料や働く条件への不満なら、待遇や環境を見直す話になります。仕事の中身に納得できないなら、担当業務や会社を変えることも考えたい。

一方、条件には納得していて、自分で何かを作る面白さが足りないなら、仕事の外で小さく試す方法もあります。僕の場合、それがブログでした。

まずは一つ、「今の仕事で、何が一番足りないのか」を書いてみてください。そこが分かれば、次に確かめることも見えてきます。

やりがいは、たまに返ってくるくらいでいい

僕は、やりがいを感じない自分を、無理に変えなくてもいいと思っています。

給料や条件を見て、自分が引き受けられる仕事を選ぶ。扱う商品やサービスに納得できるかも確かめる。

それでも働けば、面倒なことはあります。「この資料、意味ある?」と思う日もある。

その中で、ごくたまに「やっていてよかった」と思える瞬間が返ってくる。僕にとってのやりがいは、それくらいです。

そして今は、ブログという、自分で決めて試せる仕事も育てています。収益はまだ109円ですが、面白いし、ちゃんと稼げるようにしたい。

やりがいを感じられる会社を探すこと以上に、自分がやりたいことを選べる状態を作っていきたい。

そう考えながら、今日も本業とブログを続けています。

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