下取りで値段が付かなくても、すぐに処分費用を払うと決める必要はありません。中古車買取や廃車買取を含め、別の業者に引き取り条件を確認する方法があります。
僕も2022年、16年落ち・走行距離約14万kmの日産セレナを手放しました。車の代金は受け取りませんでしたが、処分費用も払わず、0円で引き取ってもらえました。
高く売れた話ではありません。それでも、値段が付かない車をどう手放すか迷っている方には、参考になると思います。
当時の査定依頼の記録と、覚えている経緯を振り返りながら、引き渡す前に確認したいことをまとめます。2022年の一例であり、今の買取相場や、すべての車の無料引き取りを保証するものではありません。
下取り0円でも、処分費用が必要とは限らない
下取り価格が0円ということと、どこに頼んでも費用がかかるということは別です。
業者によって、車の再販売だけでなく、部品の再利用や金属資源としての価値を見て買い取る場合があります。カーネクストも、廃車買取が成り立つ理由として、部品・資源・海外への販路を説明しています。
ただし、別の業者なら必ず高く売れるわけではありません。車の状態や需要、引き取り場所などで条件は変わります。
「車に付く値段」と「手放すために自分が払うお金」を分けて確認する。 まずは、この見方が役に立ちます。
16年落ち・約14万kmのセレナを手放した体験談
僕の場合は、中古車の一括査定を申し込んだものの、最終的には代金を受け取らずに引き取ってもらう形になりました。
約9年落ちで買い、7年ほど乗った車

セレナを買ったのは2015年9月頃。2006年8月に初度登録されたCC25型で、購入時の走行距離は約7万kmでした。価格は、記憶では約150万円です。
| 項目 | 僕が乗っていたセレナ |
|---|---|
| 初度登録 | 2006年8月 |
| 購入時期 | 2015年9月頃 |
| 購入時の走行距離 | 約7万km |
| 手放した時期 | 2022年11月頃 |
| 手放した時の車齢・走行距離 | 約16年3か月・約14万km |
| 車の状態 | 自走可能。キズ・へこみ、過去の事故による修理歴あり |
手放す直前も、普通に走れていました。動かなくなって処分するしかなかった、というわけではありません。
車検の支払額が増え、軽ワゴンにも興味を持った
買い替えを考えた背景の一つは、車検の支払額が増えていたことです。家計簿から以前整理した記録では、次のようになっていました。
| 車検の時期 | 支払額(概数) |
|---|---|
| 2017年9月 | 約12万円 |
| 2019年9月 | 約13万3,000円 |
| 2021年9月 | 約14万9,000円 |
※整備内容の内訳までは確認できていないため、増えた分がすべて車の古さによるものとは言えません。
もう一つは、スズキのエブリイワゴンに興味を持ったこと。維持費だけでなく、次はこんな車に乗りたいという気持ちも、買い替えの理由でした。
乗り換えた後の使い心地は、エブリイワゴンを4人家族で約4年使ったレビューにまとめています。
カーセンサーから7社へ査定を依頼した
残っている申込メールによると、カーセンサーnetから査定を依頼したのは2022年9月18日。申込先は7社でした。
ただし、7社すべてに実車を見てもらったわけではありません。覚えている範囲では、半数程度は見に来ませんでした。
メールで返答があった会社もありましたが、ほかの会社からは申込後、比較的すぐに電話がかかってきたと記憶しています。複数社にまとめて依頼できる一方で、それぞれへの対応は必要でした。
処分費用がかかるという話も出ました。ただ、どの会社がいくら提示したかまでは、今は確認できません。
一括査定を使うなら、連絡に対応できる時間も考えて申し込む。僕の経験からは、その点も伝えておきたいです。
最後は、受取額も処分費用も0円だった
最終的には2022年11月頃、セレナを無料で引き取ってもらいました。
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 車の引き取りで受け取った代金 | 0円 |
| 自分が支払った処分費用 | 0円 |
名義変更など、引き渡しに伴う手続きも業者に任せました。最終的な引取業者の名前は確認できず、カーセンサーで依頼した7社のうちの1社だったかも、今は断定できません。
また、具体的にどの登録手続きが行われたのか、完了書類を受け取ったかまでは確認できていません。これから手放す方には、手続きを任せるだけでなく、完了をどう確認できるかまで聞いておくことをおすすめします。
僕の結果は0円でしたが、これが16年落ちセレナの相場という意味ではありません。今なら別の結果になる可能性もあります。
下取り0円と言われたら比較したい3つの方法
まずは、下取り・中古車買取・廃車買取で、受取額と費用を比べてみると整理しやすくなります。
以下は相談先を選ぶための目安です。実際の対応範囲は業者によって異なります。
| 方法 | 相談する場面・利点 | 確認したい点 |
|---|---|---|
| ディーラーなどの下取り | 次の車を買う店で、買い替えと手放す話をまとめられる | 下取り額が0円の場合、引取費用が別にかかるか |
| 中古車買取 | 下取り以外の評価を知りたい。車として買い取れるか相談できる | 査定額、引渡し日、連絡や現車確認の手間 |
| 廃車買取・引き取りサービス | 古い車や一般買取で値段が付きにくい車を相談したい | 引取・レッカー・手続き費用、登録手続きの完了確認 |
廃車買取という名前でも、すべての車が解体されるとは限りません。再販売も含めた扱いになることがあるので、どの手続きを行う予定か確認しましょう。
僕なら、今の引き取り条件を控えたうえで、まずは別の方法でも見積もりを取ります。何社も際限なく増やすより、手元に残るお金と、自分に必要な手間を比較できる状態にするのが目的です。
古い車を引き渡す前に確認したいこと

査定額だけで決めず、費用と手続きの条件を、書面やメールで残しておくと確認しやすくなります。
| 確認項目 | 聞いておきたいこと |
|---|---|
| 最終的な金額 | 買取額から費用を引いて、いくら受け取る/支払うのか |
| 追加費用 | 引取・レッカー・手続きに別料金はあるか |
| 車の状態 | 事故による修理歴、故障、キズなどが見積もりに反映されているか |
| キャンセル | いつ契約が成立し、いつから、いくら費用が発生するか |
| 登録手続き | 名義変更か抹消登録か。誰がいつ行い、完了をどう知らせるか |
| 税金など | 還付や精算の扱いはどうなるか。提示額に含まれるのか |
| 書類・日程 | 何を用意し、いつ引き渡すか。買い替えなら納車日と合うか |
「書類にサインしていないから大丈夫」と考えない
日本自動車購入協会(JPUC)は、電話やメールでも契約が成立すると説明しています。比較中なら、査定条件を確認したい段階であり、まだ売却を決めていないことを明確に伝えましょう。
国民生活センターも、査定の場で即決せず、キャンセル条項などを事前に確認するよう呼びかけています。
税金は「引き取ってもらった日」だけでは決まらない
セレナのような登録車の自動車税は、年度途中に抹消登録すると、納付済みの税金のうち翌月から年度末(3月)までの分が月割りで還付されます。一方、通常の名義変更だけでは、自治体からの還付はありません。
基準になるのは、車を引き渡した日ではなく、実際に抹消登録が済んだ日です。業者に任せる場合も、いつ手続きが完了するのか確認しておきましょう。
業者との精算と、自治体からの還付は別です。見積もりを比べるときは、税金相当額が提示額に含まれているかも確認しておくと安心です。
出典:長野県「年度の途中で抹消登録(廃車)又は名義変更登録した場合の自動車税について」
値段が付かない車なら、カーネクストも相談先の一つ
下取りや中古車買取で値段が付かなかった場合は、廃車買取にも対応するカーネクストで条件を確認する方法があります。
僕自身はカーネクストを利用していません。ここからは、公式情報を調べて紹介する相談先です。 セレナを引き取ってもらった体験とは分けて読んでください。
公式サイトでは、古い車や走行距離の多い車、不動車なども相談対象としており、電話で査定を進められると案内しています。費用に関するFAQでは、査定・引き取り・手続き代行は無料、レッカーが必要な場合も追加費用はかからないとしています。
相談時は車の状態と保管場所を伝え、自分の車で対応できるか、最終的な受取額はいくらかを確認してください。
無料査定と、契約後のキャンセルは別
契約前のキャンセルは無料と案内されています。一方、利用規約第4条には、契約解除に伴う手数料として一律30,000円の記載があります。
契約後のキャンセルに対応できるかも状況によるため、「無料だから後で気軽に取り消せる」とは考えず、売却に合意する前に条件を確認しましょう。
出典:キャンセル料のFAQ/契約後のキャンセルのFAQ/利用規約
※請求されたキャンセル料に疑問がある場合は、内訳や根拠を書面で求め、消費生活センターやJPUCへ相談できます。規約に記載があることと、個別の請求額が妥当かどうかは別です。
処分費用を払うか迷っているなら、まずは見積もりと引き取り条件を確認し、ほかの方法と比べてから決めてみてください。
カーネクストで査定・引き取り条件を確認する(広告)
※サービス情報は2026年10月25日に確認しています。
まとめ|受取額だけでなく、手放す条件まで比べる
僕が約7年間乗ったセレナは、16年落ち・約14万kmの時点で、お金を受け取らずに手放す結果になりました。それでも、処分費用を払わずに引き取ってもらえました。
これから古い車を手放すなら、次の順番で確認してみてください。
- 今提示されている買取額と処分費用を分けて控える。
- 下取り以外の買取・引き取り条件も確認する。
- 最終的な金額、キャンセル条件、手続きの完了確認に納得してから決める。
高く売れるかは査定してみないと分かりません。だからこそ、0円と言われた段階で諦めず、費用も手間も含めて、納得できる手放し方を選びたいと思います。
車以外の支出も見直したい方は、わが家が年間20万円以上の固定費を減らした方法も参考にしてください。

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