「軽自動車を家族4人のファミリーカーにして、窮屈ではないだろうか?」
エブリイワゴンを検討していると、車内の広さと同じくらい気になるのが、毎日の使い心地だと思います。荷物がたくさん載っても、家族が乗ると困ることがあれば、選びにくいですよね。
わが家は大人2人と小学生の子ども2人の4人家族。2022年11月にスズキのエブリイワゴン(DA17W)を約200万円で新車購入し、普段の移動にもファミリーキャンプにも使ってきました。年間走行距離は約8,000kmです。
約4年乗った結論は、わが家には「必要十分なファミリーカー」だった、ということ。 ただし、高速道路での移動が多い家庭には、私の経験からは手放しでおすすめできません。
| わが家が気に入っている点 | 乗って分かった不満 |
|---|---|
| 家族4人で普段使いできる | 実燃費は約11km/L |
| キャンプ道具をたくさん積める | 高速では音とふらつきが気になる |
| ロードバイクも載せられる | 後席まで冷暖房が届きにくい |
※これは私の所有車と使い方での感想です。グレードや走行条件によって感じ方は変わるかもしれません。
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家族4人の普段使いには十分
「軽だと4人乗った時点でいっぱいでは?」と思うかもしれません。私も乗る前は広さが気になっていました。
実際には、家族4人で日常的に使っていて、普段の移動で狭さを大きな問題とは感じていません。買い物に行き、休日に出かけ、キャンプにも行けています。
もちろん、子どもが成長した後の長距離移動まで、今と同じ感覚で快適と言えるかは分かりません。家族4人で使えるかを考えるときは、人数に加えて「何を積み、どれくらいの距離を走るか」を見るのが大切だと思います。
ファミリーキャンプでは、セレナに乗っていた頃と同じくらい積める
わが家は以前、日産セレナでファミリーキャンプに出かけていました。エブリイワゴンに替えたとき、いちばん心配だったのは荷物です。
ところが実際に積んでみると、セレナと変わらない、あるいはそれ以上に載るように感じています。 車全体の大きさを比べた数字ではなく、わが家のキャンプ道具を積んだときの実感です。
箱型の荷室は、高さも使って荷物を配置しやすい。一方で、荷物を高く積むと後方の視界や急ブレーキ時の安全にも関わります。積める量だけを追わず、荷物を固定し、視界を確保して出発しています。

購入前に確かめるなら、普段使う大きな道具を一つ二つ挙げて、4人が座った状態でどこに置くかを販売店で確認すると、荷室の数字だけを見るより判断しやすいはずです。
ロードバイクは前輪を外せば載せられる
私はロードバイクにも乗ります。車に載せる機会は多くありませんが、前輪を外した状態なら、わが家の車には余裕をもって載せられます。
これは私の自転車での経験です。ロードバイクのサイズや積み方によって必要な空間は変わるため、「どの自転車も載る」とは言えません。また、ロードバイクを載せた状態で家族4人も乗れる、という意味ではありません。 同時に載せたい場合は、実車と自分の自転車で確認してください。
ロードバイクを続けている理由や趣味に使うお金については、ロードバイクの費用と趣味のお金の使い方を考えた記事にも書いています。
実燃費は約11km/L。燃費目当てで選ぶ車ではなかった
わが家の実燃費は約11km/Lです。「軽自動車だからガソリン代もかなり安いだろう」と期待すると、ここは気になると思います。
年間8,000km走る場合、11km/Lで計算するとガソリン使用量は約727L。仮にガソリンを1Lあたり170円で計算すれば、年間約12万4,000円です。170円は比較のために置いた仮定で、実際の年間支払額ではありません。
2022年4月にスズキが公表したエブリイワゴンのWLTCモード燃費は13.3km/L。これは試験条件での数値で、私の実燃費11km/Lとは測り方が異なります。また、2024年にはCVT車が設定され、燃費や静粛性に関わる仕様が変わりました。現在販売されている車の数値を、私の2022年購入車の実績としては扱えません。suzuki.co.jp
燃料代を自分の条件で見たい方は、年間走行距離 ÷ 想定燃費 × ガソリン単価で計算できます。燃費だけで決めず、乗せたい荷物や移動の仕方と一緒に比べたいところです。
高速道路では、80km/hを超えると音とふらつきが気になる
私がいちばん大きな弱点だと感じるのは、高速道路です。
80km/hを超えるあたりからエンジン音がかなり大きくなり、車体のふらつきも感じます。 速度や風、道路の状況によって印象は変わりますが、私は高速で長距離を頻繁に走りたいとは感じません。
これは所有車での主観的な体験です。エブリイワゴン全車の走行性能を測定した結果ではありません。乗り心地を重視するなら、購入前に家族を乗せ、普段使う道を試乗して確かめるのがよいと思います。
後部座席の冷暖房には、わが家なりの対策が必要だった
後席については、もう一つ気になる点があります。わが家の車では、前席に比べて冷暖房が後ろまで届きにくいと感じています。
そのため、楽天で買った外付けの扇風機を後部座席に設置しています。暑い時期に後ろへ風を送るための、わが家の対策です。ただし、扇風機自体が車内を冷やすわけではありません。設置するときは固定状態や配線を確認し、運転や乗降の邪魔にならないようにしています。


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約4年間、大きな故障はなし。ただし初回車検で下回りのサビ対策をした
2022年11月の購入から、これまで大きな故障はありません。
一方、初回車検では車体下回りのサビを指摘され、防錆塗装を追加で依頼しました。雪国で使っているわが家にとって、購入後の点検で気づいた費用です。
「大きな故障がなかった」というのは、今のところの私の記録です。今後も故障しないという予測ではありません。雪の降る地域で中古車を検討するなら、年式や走行距離とあわせて、下回りの状態も実車で確認したいと思います。
中古価格には期待できる。ただし「いくらで売れるか」は査定前には分からない
購入時に約200万円を払ったので、手放すときの価格も気になります。
2026年9月に確認した中古車掲載情報では、2022年式エブリイワゴンの車両価格は58.9万〜368万円と幅がありました。改造車や仕様の違いも含む広い掲載価格帯で、この数字だけから私の車の価値は分かりません。goo-net.com
販売店の買取実績を見ると、2026年8月に2022年式PZターボの2.0万km車が154.0万円、2026年6月に山形県の4WD・PZターボ、3.0万km車が121.1万円で買い取られた例があります。条件が異なる車の実績なので、私の車の査定額ではありません。nextage.jp
| 数字の種類 | 何を示すか |
|---|---|
| 約200万円 | 私が2022年に新車購入した価格 |
| 中古車の掲載価格 | 販売店が買い手に提示している車両価格 |
| 買取実績 | 条件の異なる別の車を、販売店が買い取った価格 |
| 私の車の売却額 | 未査定のため不明 |
中古で一定の価格が付いていることは魅力に感じます。ただ、「リセールが高いから実質いくらで乗れる」と計算するには、自分のグレード、走行距離、車体状態で査定を取る必要があります。 現時点で他車より残価率が高いとも断定しません。
どんな家庭に向いている?
| 向いていると感じる家庭 | 慎重に確かめたい家庭 |
|---|---|
| 4人での普段使いと荷物の積みやすさを両立したい | 高速道路での長距離移動が多い |
| ファミリーキャンプに行く | 静かな走行を特に重視する |
| 燃費だけでなく、使い道全体で車を選びたい | 後席の空調を含め、移動中の快適性を重視する |
わが家なら、購入前に「キャンプ道具を4人乗車で積めるか」「よく走る道で音や揺れが気にならないか」「後席の子どもが快適か」を確かめます。同じ車でも、重視することが違えば答えも変わるからです。
それでも、わが家が気に入っている理由
エブリイワゴンは、私にとって完璧な車ではありません。燃費も高速道路も後席の空調も、乗り続けて分かった不満があります。
それでも家族4人で出かけられ、キャンプの荷物を積めて、必要なときにはロードバイクも運べる。約200万円で買ったこの車が、わが家のやりたいことを支えてくれているのが、気に入っている理由です。
資産形成を考えるときも、支出を小さくすることだけで車を選びたいわけではありません。反対に、収入や資産が増えたから車を大きくする必要も、わが家には今のところありません。
家族で何をしたいか。そのために必要な広さや快適さはどこまでか。そう考えて選んだ車に乗り続けることが、今のわが家には合っています。
車選びを考えている方は、まず家族で車を使う場面を三つ書き出してみてください。 通勤、買い物、キャンプ、高速での帰省。優先する場面が見えると、スペック表のどこを見るべきかも変わってきます。
家族との経験にお金を使う考え方は、使ってよかったお金を家族の豊かさとして振り返った記事でも紹介しています。


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