藤井聡太8冠の大活躍など、将棋界が大いに賑わっています。手軽にAbemaTVで対局も多く見られるようになり、将棋は身近な存在となりました。そんな中で、親御さんたちも「子供に将棋をさせてみようか」と悩んでいることはありませんか?
今回は、小さな子供でも手軽にはじめられる「どうぶつ将棋」について紹介します。
この記事を参考に、育児教育のひとつとして、どうぶつ将棋を始めてみましょう!
どうぶつ将棋とは?
どうぶつ将棋は、将棋のルールを簡略化したバージョンで、動物の駒を使って遊びます。将棋と比べてルールがシンプルで、子供たちにも親しみやすいです。
どうぶつ将棋は、二人で行うボードゲーム(盤上遊戯)の一種で、主に女流棋士の北尾まどかがルールを考案し、同じく女流棋士の藤田麻衣子がデザインしたものです12. このゲームは、シンプルなルールとかわいらしい駒で誰でも楽しめる、お手軽で簡単なボードゲームとして知られています。
以下は、どうぶつ将棋の具体的なルールです:
- 使用する駒は、「ライオン」「ぞう」「きりん」「ひよこ」の4種類です。
- プレーヤーは交互に盤上の自分の駒の一つを移動させるか、または自分の持ち駒を盤上の空いているマスに置くかを選択します。
- 駒を進めたいマスに相手の駒がいる場合、その駒を取って自分の持ち駒とします。
- 持ち駒は、自分の手番で自由に使うことができます。ただし、「にわとり」を取った場合、将棋で成駒を取った場合と同様に打つときは「ひよこ」の状態で打たなければなりません。
- 相手のライオンを取る「キャッチ」か、または、自分のライオンを相手陣の1段目に移動させる「トライ」(移動した次の手でライオンが取られる場合は除く)で勝利となります(将棋の入玉に相当)。
- 千日手(手番が全く同じ状態が3回現れる)は引き分けです。
- 将棋とは異なり、「二ひよこ」や「打ちひよこ詰め」、敵陣1段目のひよこ打ち、ライオン手放置は反則ではありません。
将棋との違いは?
将棋とどうぶつ将棋の違いは、駒の動きや攻略法です。どうぶつ将棋では、動物たちが特定の動きで進むため、子供たちでも理解しやすいです。
どうぶつ将棋が与える子供の成長への影響
どうぶつ将棋は、子供たちにさまざまな効果をもたらします。以下の5つのように戦略的思考力や集中力、忍耐力を養うことができます。また、相手とのコミュニケーションを通じて社交性も育まれます。
- 戦略的思考力の向上:どうぶつ将棋は、駒の特性や相手の動きを考慮しながら戦略を立てるゲームです。子供たちは相手の駒の動きを予測し、最適な手を選ぶことで戦略的思考力を養います。
- 集中力の向上:ゲーム中は盤上の駒や相手の手を注意深く観察する必要があります。この集中力を養うことで、学業や日常生活にもプラスの影響を与えます。
- 忍耐力の養成:どうぶつ将棋は、相手のライオンを取る「キャッチ」や自分のライオンを相手陣の1段目に移動させる「トライ」など、勝利条件を満たすためにじっくりと手を進める必要があります。子供たちは忍耐強くプレーすることで忍耐力を養います。
- 社交性の育成:友達や家族と一緒にどうぶつ将棋を楽しむことで、コミュニケーション能力が向上します。相手との駒のやり取りやルールの説明を通じて、社交的なスキルを身につけることができます。
- 楽しさと学びの組み合わせ:どうぶつ将棋は楽しさと学びを組み合わせたゲームです。子供たちは知識を深めながら楽しんでプレーできるため、学習意欲を高めます。
手作りどうぶつ将棋
手作りどうぶつ将棋の作り方
材料と道具
- 段ボール: どうぶつ将棋の駒を作るために使用します。
- ラミネートフィルム(もしくは透明テープ): 駒を保護し、耐久性を高めるために使用します。
- 紙や折り紙: 駒を作成するための素材です。
手順
- どうぶつ将棋の盤を作成:
- A4のコピー用紙で、3×4の12マスの盤を作ります。
- 駒を作成:
- 段ボールに紙や折り紙を使って、どうぶつ将棋の駒を作ります。動物の絵柄を描いたり、印刷したりしてください。
- ラミネート加工:
- ラミネートフィルムや透明なテープで駒を囲むように貼ってください。
まとめ
この記事を参考に、あなたの子供にどうぶつ将棋を始めてみてください。将棋の楽しさを共有し、一緒に成長していく素敵な時間を過ごしましょう!
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