ふるさと納税のやり方を初心者向けに解説|10年利用してわかった家計に役立つ使い方

節約

「ふるさと納税ってお得らしいけど、結局どうやればいいの?」

「自己負担2,000円ってどういうこと?」

「楽天のポイントがなくなったと聞いたけど、今でもやる意味はある?」

初めて利用するなら、こんな疑問を持つのではないでしょうか。

私も家計簿を遡ってみたところ、少なくとも2016年にはすでにふるさと納税を利用していました。

それから約10年。

お米、豚肉、牛肉、うなぎ、鮭など、いろいろな返礼品をいただいてきました。

一方、この10年間でふるさと納税を取り巻く環境はかなり変わりました。

以前は楽天スーパーSALEなどのタイミングを狙い、「返礼品+ポイント」でどれだけお得になるかを考えて寄付していた時期もあります。

しかし、2025年10月からポータルサイトによる寄付額に応じたポイント付与は禁止されました。

だからこそ、今の私の使い方はもっとシンプルです。

どうせ利用する制度なら、わが家で本当に使うものを選ぶ。

ふるさと納税を「贅沢な返礼品をもらうイベント」ではなく、家計を少し楽にしてくれる毎年恒例の制度として利用しています。

この記事では、これからふるさと納税を始める人に向けて、制度の基本から、約10年間利用してきたわが家の使い方までまとめます。

株パパ

株式投資歴17年目のサラリーマン投資家、2児のパパ
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※当記事には広告・アフィリエイトリンクを含みます。制度・税務に関する内容は2026年9月時点の情報をもとにしています。実際の控除額や申告方法は個人の状況によって異なるため、国税庁・総務省等の最新情報もご確認ください。


ふるさと納税とは?まず仕組みを簡単に理解する

名前に「納税」とありますが、制度上は自治体への寄附です。

自分で選んだ自治体へ寄附すると、一定の上限の範囲内で、寄附額のうち2,000円を超える部分について所得税・住民税から控除を受けられます。

たとえば5万円寄附して、全額控除の対象になる上限内だった場合、

50,000円 − 2,000円=48,000円

が所得税・住民税から控除されるイメージです。

そして、多くの自治体では寄附のお礼として地域の特産品などの返礼品が用意されています。

これが、ふるさと納税が広く利用されている大きな理由です。

ただし、ここで勘違いしたくないことがあります。

ふるさと納税は「節税」そのものではない

ふるさと納税をすると、税金そのものが魔法のように安くなるわけではありません。

一定の上限内であれば自己負担2,000円を除いた寄附額が税金から控除され、そのうえで返礼品を受け取れる仕組みです。

そのため私は、

「税金を安くする制度」ではなく、「税金の一部の行き先を選びながら、返礼品も受け取れる制度」

くらいに考えています。

そして、この「上限内」がとても重要です。

上限を超えて寄附すると、その超過分まで2,000円の自己負担で済むわけではありません。


ふるさと納税のやり方|初心者なら5STEPでOK

ふるさと納税の5STEP

制度は少し難しく見えますが、実際にやることはそれほど複雑ではありません。

STEP1|自分の控除上限額を確認する

最初に確認するのが、

「自分はいくらまで寄附できるのか」

です。

上限額は年収だけで決まるわけではありません。

家族構成や各種所得控除などによっても変わります。

各ふるさと納税サイトにはシミュレーターが用意されていますので、まずは概算額を確認します。

ただし、私はシミュレーターで出た金額を見て、年の初めに上限ギリギリまで寄附することはしていません。

理由は後ほど説明します。

STEP2|ふるさと納税サイトで返礼品を探す

次に返礼品を選びます。

私はこれまで、

など複数のサービスを利用してきました。

どこか一つに決めなければならないわけではありません。

欲しい返礼品があるか、検索しやすいか、手続きしやすいかなどで選べばいいと思います。

STEP3|自治体へ寄附する

欲しい返礼品が決まったら、その自治体へ寄附します。

クレジットカードなど、対応している決済方法で支払います。

ここで注意したいのが、

返礼品を「買っている」わけではない

ということ。

自治体へ寄附を行い、そのお礼として返礼品を受け取る仕組みです。

STEP4|返礼品を受け取る

あとは返礼品を待ちます。

発送時期は返礼品によってかなり違います。

特にお米や肉などを一度に頼みすぎると、

「冷凍庫に入らない!」

という別の問題が起こります。

約10年利用してきて思うのは、寄附上限だけでなく、

冷凍庫の上限も考えた方がいい

ということです。

地味ですが、結構大事です。

STEP5|ワンストップ特例または確定申告をする

最後に必要なのが控除の手続きです。

一定の条件を満たす給与所得者などで、寄附先が5団体以内なら「ワンストップ特例制度」を利用できます。

一方、確定申告をする場合には、ふるさと納税も含めて申告します。

ここを忘れてしまうと、せっかく寄附しても控除を受けられません。


わが家は「夏まで半分、年末に残り」を基本にしている

約10年間利用してきて、今はだいたい寄附するタイミングも決まっています。

わが家では、

夏ごろまでに、その年の上限見込み額の半分程度まで寄附する。

そして、

年末に源泉徴収票を確認してから、上限額を再計算して残りを寄附する。

というやり方が基本です。

わが家の年間スケジュール

年収などの具体的な金額はここでは伏せますが、ふるさと納税の上限はその年の所得や各種控除などによって変わります。

年の初めに「たぶんこのくらいだろう」と上限ギリギリまで寄附してしまうより、少し余裕を残しておく。

そして年末にその年の状況を確認して、最後の金額を調整する。

個人的にはこのやり方が安心です。

ただし、年末ギリギリに初めてふるさと納税をする必要はありません。

返礼品を楽しみたいなら、年間を通して少しずつ利用した方が選びやすいです。


約10年使ってわかった「家計に役立つ返礼品」

ふるさと納税には、本当にたくさんの返礼品があります。

高級食材、旅行、家電、日用品……。

見ているだけでも楽しいです。

ただ、家計改善という観点から私が使いやすいと感じているのは、やはり普段から買うものです。

お米

まず定番がお米です。

お米は普段の生活で必要になるので、返礼品として届けばその分スーパーで購入する回数を減らせます。

「返礼品だから買った」のではなく、

「どうせ買うものを返礼品でもらった」

という状態を作りやすいのがメリットです。

豚肉

わが家では宮崎県都城市の豚肉や、お米豚なども選んできました。

豚肉は日常的な料理に使いやすいので、これも家計との相性がいい返礼品です。

ただし大量に届くものもあります。

先ほど書いた通り、冷凍庫の空き容量は確認しておいた方がいいです。

鮭の切り身

銚子の鮭切り身なども利用してきました。

焼くだけでも一品になるので、忙しい日の食事にも便利です。

牛肉・うなぎ

一方で、全部を生活必需品にする必要もないと思っています。

牛肉やうなぎなど、

「普段なら少し迷うけれど、返礼品なら家族で楽しみたいもの」

を選ぶこともあります。

家計改善だけを目的にして、ふるさと納税まで修行のようにする必要はありません。

普段の食費を助けてもらいつつ、ときどき家族で楽しめるものを選ぶ。

わが家には、このくらいのバランスが合っています。

家計に役立つ返礼品の選び方

ポイント還元はどうなった?2025年10月から大きく変更

長くふるさと納税を利用している人ほど、大きな変化を感じるのがポイントです。

以前の私は、楽天スーパーSALEなどのタイミングを狙って寄附することもありました。

返礼品だけでなく、楽天ポイントまで含めて考えるとメリットが大きかったからです。

しかし、2025年10月1日から、ふるさと納税ポータルサイトが寄附に伴ってポイント等を付与する仕組みは禁止されました。

そのため現在は、以前のように、

「楽天スーパーSALEまで待って寄附しよう」

という使い方をする意味は基本的になくなっています。

楽天ふるさと納税でも、通常ポイント、スーパーSALE・お買い物マラソンの買い回り、SPUなどは、ふるさと納税の寄附についてポイント付与対象外になっています。

私自身、以前はポイントもかなり意識していました。

でも今は、

「どのサイトが一番ポイントをくれるか」ではなく、「何を選べばわが家の生活に役立つか」

を考える制度になったと感じています。

これはある意味、ふるさと納税の本来の姿に近づいたのかもしれません。


返礼品のルールも以前より厳しくなっている

ふるさと納税を長く利用していると、

「昔の方が返礼品がお得だった気がする」

と感じる人もいると思います。

実際、制度は段階的に見直されてきました。

現在は、ふるさと納税の対象となる自治体について総務大臣による指定制度があり、返礼品を提供する場合には、

  • 返礼割合を3割以下とする
  • 地場産品とする

といった基準があります。

さらに募集にかかる経費についてもルールが設けられてきました。

私自身、過去には制度変更のニュースを見て、

「この返礼品は今のうちに頼んでおこう」

と変更前に寄附したこともあります。

そして2026年10月から始まる指定対象期間についても、地場産品基準の明確化など、制度の適正化がさらに進みます。

だからこそ、昔の「還元率○%!」という情報をそのまま信じるのではなく、その時点の制度と返礼品を確認することが大切です。

この記事についても制度変更があれば随時更新していきます。


ワンストップ特例と確定申告、どちらを使う?

初心者が迷いやすいのがここだと思います。

簡単に整理すると、

ワンストップ特例が使いやすい人

  • 普段は確定申告をする必要がない給与所得者など
  • 寄附先が年間5団体以内
  • 簡単に手続きを済ませたい

という人です。

条件を満たせば、確定申告をしなくても寄附金控除を受けられます。

確定申告する人

私は医療費控除などの関係から、確定申告をするケースが多いため、ワンストップ特例にはあまりこだわっていません。

その分、

「5自治体以内にしなければ」

と考えず、いろいろな自治体から返礼品を選ぶこと自体を楽しんでいます。

ここで重要なのは、ワンストップ特例を申請していたとしても、その年について確定申告をするとワンストップ特例は無効になることです。

その場合は、ワンストップ申請済みの寄附も含めて、すべて確定申告に入れる必要があります。

医療費控除などで確定申告することになった人は特に注意してください。


確定申告も以前より便利になった

「確定申告するなら、自治体から届いた書類を全部入力するの?」

と思うかもしれません。

現在は以前より便利になっています。

国税庁長官が指定した特定事業者を利用した場合、寄附ごとの受領書に代えて、年間寄附額などをまとめた「寄附金控除に関する証明書」を利用できます。

また、対応するサービス・自治体ならマイナポータル連携によって証明書データを取得し、確定申告書等作成コーナーへ自動入力することもできます。

私のように確定申告をする人にとっても、昔に比べればかなり便利になりました。


初心者に伝えたい「上限ギリギリを狙いすぎない」

ふるさと納税を調べると、

「あなたの上限額は○○円!」

というシミュレーションが出てきます。

すると、その金額まで1円でも多く使いたくなります。

気持ちはよく分かります。

私自身も上限をかなり意識しています。

ただし、初心者ほどシミュレーション結果=絶対的な上限額とは考えない方がいいと思います。

所得や家族構成、各種控除などによって実際の控除額は変わるからです。

数千円の寄附枠を使い切るために、上限を超えて自己負担が増えてしまっては本末転倒です。

だからわが家では、

前半は余裕を持つ → 年末に確認して調整

というやり方にしています。


「お得だから選ぶ」より「どうせ買うもの」を選ぶ

これは、ふるさと納税に限らず私が家計管理で大切にしていることです。

返礼品を見ていると、

「こんなものまであるんだ!」

と楽しくなります。

でも、

お得だから必要のないものを選ぶ

のであれば、それが本当に家計改善なのかは少し考えたいところです。

わが家では、

お米、肉、魚など、

もともと生活費から買う予定だったものを返礼品で置き換える

ことを基本にしています。

そして、ときどき牛肉やうなぎなど家族で楽しめるものを選ぶ。

節約だけを目的にするのではなく、

生活の満足度を落とさずに支出を最適化する。

これが、私の考える家計改善です。

家計を整えるときも、食費を数十円ずつ削ることだけが方法ではありません。

固定費を見直したり、使える制度を利用したり、「同じ生活なら少し安くできるところ」を探す方が長続きします。

→【内部リンク】年間20万円以上の固定費を削減|4人家族の我が家がやめた5つの支出


ふるさと納税サイトはどこを使えばいい?

以前は「どのサイトが一番ポイントをもらえるか」が大きな比較ポイントでした。

しかし、ポイント付与ルールが変わった現在は、私はもっとシンプルに考えています。

  • 欲しい返礼品がある
  • 検索しやすい
  • 自治体を探しやすい
  • 寄附履歴を管理しやすい
  • 確定申告などの手続きがしやすい

こうした点で、自分が使いやすいサイトを選べば十分です。

私自身も、ふるさとチョイス楽天ふるさと納税さとふるなどを利用してきました。

一つのサービスだけにこだわっているわけではありません。


ふるさと納税も「資産形成の一部」だと思う

ふるさと納税だけで資産が大きく増えるわけではありません。

家計改善という意味では、住宅費や通信費、保険などの固定費を見直す方がインパクトが大きいケースもあります。

それでも私は、こうした制度を毎年淡々と利用することには意味があると思っています。

家計を把握する。

無駄な固定費を減らす。

ふるさと納税など利用できる制度を使う。

浮いたお金を貯蓄や投資に回す。

そして資産が育ってきたら、今度はそのお金を自分や家族のために使う。

私がこのブログで考えている資産形成も、結局はこの積み重ねです。

→【内部リンク】株パパの資産形成ロードマップ


まとめ|ポイントがなくなっても、わが家はふるさと納税を続ける

家計簿を遡ると、少なくとも2016年から利用してきたふるさと納税。

約10年間で制度はかなり変わりました。

返礼品のルールが厳しくなり、2025年10月からはポータルサイトによるポイント付与も禁止されました。

以前のような、

「ポイントまで含めて最大限お得にする」

という楽しみ方はしにくくなっています。

それでも、わが家はこれからも利用すると思います。

理由はシンプルです。

普段買うお米や肉、魚などを返礼品として受け取れることは、今でも家計にとってありがたいからです。

年の前半は余裕を持って寄附する。

年末に上限を確認して残りを調整する。

普段使うものを中心に、ときどき家族で楽しめるものを選ぶ。

そして必要な手続きを忘れない。

10年近く使ってきて、結局このシンプルな使い方に落ち着きました。

ふるさと納税も、投資も、家計管理も、

「一度で大きく得する方法」を探すより、

使える制度を理解して、毎年淡々と続ける。

それくらいが、長い資産形成にはちょうどいいのかもしれません。

参考情報

国税庁「ふるさと納税(寄附金控除)」

国税庁「寄附金控除に関する証明書」

総務省「ふるさと納税トピックス」

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